SC ソーラーサーキット(SolarCircuit以下SC)の略称。「ソーラー」は自然エネルギーの象徴で代表である太陽を意味し、風、地熱等の自然エネルギーの意味も含まれている。「サーキット」は「電気回路」などと言うようにエネルギーの循環を意味している。室内外のエネルギーを建物自体である程度コントロールし得るエネルギーの器としての建物を意味する。 外断熱・二重通気工法 SCをわかりやすく表現するために、㈱カネカがつくった造語。木造住宅の主要構造躯体の屋根、壁、基礎のすべてを断熱材で隙間なく包み、インナーサーキットとアウターサーキットの二つの通気を持つ工法。別の表現をすれば断熱材の外側と室内に通気することの出来る空間を有する工法。 インナーサーキット
断熱材(SCフォーム)と室内の内壁に設けられた構造材の間に設けられた通気層。夏はSC床下ダンパーとSC小屋裏ダンパーを開放状態にすることにより、外の爽やかな空気を採り入れ排湿・排熱し、冬はそのダンパーを締め切り、暖かい空気を断熱材の内側にとどめ配熱する(建物全体にくまなく熱エネルギーを行き渡らせること)。インナーサーキットは、外断熱材と内装材との躯体内空間において排熱・排湿、熱の分配の役割を果たすもので、良好な室内温熱環境の形成に大きく影響を及ぼす。 アウターサーキット 外断熱材と断熱材(SCフォーム)との間に設けられた通気層。常時外気に開放されており、冬は結露の原因となる壁内の水蒸気を放出。夏は強い陽射しで暑くなった外装材の裏側の空気を排出する。 躯体内空間 SCでは、インナーサーキットを有する空間を指す。一般的な2階建て住宅では建物全体の空間容積中30%近くもあり、この空間の温熱環境が屋内空間の環境に大きく影響を及ぼす。単純外断熱では、この空間が閉鎖されており、夏期において暑い空気が住宅全体に循環する恐れがある。つまりインナーサーキットによる、躯体内空間のコントロールなくしては、屋内空間のコントロールはできないものと言える。
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